
1年で資料請求数を7倍に!小さな企業の集客をサポートする、シバサキカホです。
実際に問合せ数を増やしたOL時代の経験を元に、一人広報さんの支援をしています。
街を歩いていると、マクドナルド、ケンタッキー、すき家、ガスト。
ふと気づけば「赤い看板」のお店が多いと思いませんか?
なぜ、ファーストフードや飲食店には赤が多いのか。
それは“偶然”ではなく、“心理”と“戦略”に基づいたデザインなのです。

色は、言葉よりも早く、私たちの感情に働きかけます。
「食欲がわく」「元気が出る」「今すぐ入りたくなる」──
そう感じさせるのは、脳が“赤”を「エネルギー」や「行動」と結びつけているから。
デザインは“感覚”ではなく、目的に合わせて理論的に選ぶのがおすすめです。
この記事では、ファーストフードに“赤”が選ばれる理由を例に、ジャンルごとに効果を発揮する“色の使い分け”を分かりやすく解説します。
「なぜ赤なのか?」それには、心理学的にもきちんと理由があります。
赤は、脳に“行動”や“エネルギー”を連想させる色。
人の心拍数を上げ、注意を引き、食欲を刺激する効果があります。
「なんだかお腹がすいてきた」
「少し寄っていこうかな」
と感じた経験はありませんか?

それは、“赤=今すぐ行動したい”という衝動を自然に引き出しているから。
つまり、ファーストフード業界における「赤」は、スピードと食欲を象徴する“戦略色”なのです。
“派手だから赤”ではなく、“行動を促すから赤”なんです。
じゃあうちの会社も赤色をテーマにしよう!とおもった方もいらっしゃるかもしれませんね。

行動力はとても良いのですが、ちょっと待った!
色には、どんな業界・商品にも共通する「心理的な方向性」があります。
大切なのは、 “目的に合う色” を選ぶこと。
同じ「赤」でも、飲食業界では“おいしそう”を引き出す効果がありますが、金融業界で使うと“落ち着きのなさ”や“不安定さ”を印象づけることもあります。
このように、色は「どんな印象を与えたいか」によって正解が変わる のです。
“誰にどう思われたいか”を起点に色を選ぶことが、広報では欠かせません。
つまり、業種や目的に応じて“相性の良い色”が存在するのです。
下の表では、業界ごとの代表的な色と、その心理的効果をまとめました。
| 業界・ジャンル | 向いている色 | 理由・心理効果 |
|---|---|---|
| ファーストフード・飲食 | 赤・オレンジ | 食欲を刺激、行動を促す |
| 医療・介護 | 白・水色 | 清潔感・安心感・信頼 |
| 金融・IT | 青 | 誠実・信頼・安定 |
| 美容・ブライダル | ピンク・ゴールド | 優しさ・幸福感・高級感 |
| 教育・人材 | 緑 | 成長・安心・バランス感 |
「赤」や「オレンジ」は、“食欲を刺激する色”としてもっとも有名です。
実際、色彩心理学でも、赤系の色を見ると人の脳が活性化し、心拍数や血圧がわずかに上がるといわれています。
「食べたい」「今すぐ動きたい」 という衝動を引き出す効果があるのです。
赤は行動を促し、オレンジは温かみや親しみを感じさせる。
そのため、“すぐ立ち寄りたくなる”雰囲気づくりにぴったりなのです。
飲食業の広報や広告でも、この「暖色効果」は強力な武器になります。
・チラシやSNS投稿のメインカラーに赤・オレンジを使うと、自然に目が留まりやすくなる
・メニュー写真の背景やワンポイントに赤系を取り入れると、“おいしそう”の印象がアップ
・POPやバナーなどの “行動を促したい部分(例:今すぐ注文!)” に暖色を使うと、クリック率も向上
「白」や「水色」は、“清潔感・安心感・信頼”を象徴する色です。
医療や介護といった、人の体や生活に関わる分野では、不安をやわらげる色がとても重要になります。

白には“清潔・純粋・無垢”という印象があり、水色は“穏やか・誠実・落ち着き”を感じさせる色。
この2色を組み合わせることで、見る人の心拍数が安定し、安心感が生まれるといわれています。
医療や介護の分野では、「信頼してもらえる見た目づくり」が何より大切です。
- Webサイトやパンフレットは、「白×水色」をベースに。視覚的に清潔感を伝える。
- 文字色は濃い青や紺色を使うことで、真面目で誠実な印象を補強。
- 写真選びでは、自然光が入った明るい空間や、笑顔のスタッフの表情を組み合わせると◎

少しでも“怖い”“不安”と感じさせない色設計が、結果として“信頼”を積み重ねていきます。
「青」は、“信頼・誠実・安定”を象徴する色です。
色彩心理学でも、青を見ると人は冷静さを取り戻し、判断力が高まるといわれています。
金融・ITといった「安心して任せたい」「論理的に信頼したい」業界では、まさにこの“青の印象”が欠かせません。
青は、感情を落ち着かせ、“理性的な判断”を促す色。
だからこそ、銀行・証券会社・保険・IT企業などではロゴやサイトの基調色に多く採用されています。
三井住友銀行、三菱UFJ信託、IBM、PayPalなど──どれも「誠実・安定・未来志向」という共通の印象を持たせています。
青を使うことで、「信頼して任せられる」「冷静で堅実」というブランドイメージを強化できます。
- Webサイトやパンフレットの背景に青を用いると、安心感と専門性を両立できる。
- グラデーションの青を使うと、“進化・テクノロジー”といった未来的印象が生まれる。
- 紺色のアクセントを入れると、落ち着いた高級感がプラスされる。

青系統は「ビジネスを支える色」。
信頼を積み重ねたい業界ほど、青が持つ心理的効果を活かすことができますよ。
「ピンク」や「ゴールド」は、“優しさ・幸福感・高級感”を象徴する色。
美容やブライダルといった、“感情や憧れ”に寄り添う業界では欠かせない存在です。
| ピンク | “愛情・思いやり・癒し”を感じさせる色。 血圧や筋肉の緊張をゆるめ、見る人の心を穏やかにしてくれるといわれています。 |
| ゴールド | “上質・華やか・成功”を連想させる色。 ピンクと組み合わせることで、温かみを残しながらも「特別感」や「ご褒美感」を引き立ててくれます。 |
たとえば化粧品ブランドのパッケージやエステサロンの広告では、
淡いピンクを使うことで「安心感」「やさしさ」「女性らしさ」を自然に演出できます。
ゴールドはピンクと組み合わせることで、温かみを残しながらも「特別感」や「ご褒美感」を引き立ててくれます。
ブライダル業界や高級スキンケアブランドなどでは、“幸せ×高級感”を両立する色設計として、ピンクとゴールドの組み合わせが定番になっていますよね。
美容・ブライダルの広報では、「やさしさ」と「上品さ」のバランスを意識しましょう。
- SNS投稿では、淡いピンクを背景に使うと“幸福感のある世界観”を演出できる。
- LP・チラシにゴールドの差し色を加えると、“特別な一日”の雰囲気がぐっと高まる。
- フォント選びも丸みのある書体にすると、安心感が伝わりやすい。

“優しさを感じる色”と“特別を伝える色”の掛け合わせが、憧れを生みます。
「緑」は、“成長・安心・バランス”を象徴する色。
自然や生命を連想させ、人に“安定”と“調和”をもたらします。
教育や人材業界のように「人の可能性を育てる」分野において、最も相性の良い色といえます。
緑を見ると、人の脳波は落ち着き、呼吸がゆっくりになるといわれています。
心身の緊張をほぐし、「安心して自分らしく考えられる」状態をつくり出す色です。
学校・予備校・人材教育・キャリア支援など、“挑戦を支える場所”のロゴや広告には、緑が多く使われています。
教育・人材の広報で大切なのは、「信頼感」と「前向きさ」。
緑を基調にすることで、見た人が自然と「安心して任せられる」「ここなら成長できそう」と感じやすくなります。
- Webサイトでは、白×緑の配色が“誠実さ”と“温かさ”を両立。
- パンフレットや広告では、木々や自然を想起させる写真を使うと“育つ印象”が強まる。
- ロゴカラーに緑を採用すると、ブランドの「持続性・安定感」を演出できる。
デザインに正解はありません。
けれど「王道」と呼ばれるものには理由があり、理論があります。

たとえば、こんな問いを自分に投げかけてみてください。
- このデザインで、どんな印象を伝えたいのか?
- 見る人に、どんな行動をしてほしいのか?
「おしゃれにしたい」「統一感を出したい」も大切。
でも、本当に意識すべきは、“意図どおりに伝わるかどうか” です。
色選びで迷ったときは、“目的”に立ち返るのがいちばん確実。
デザインの答えは、“美しさ”ではなく “意図に合っているか” にあります。

