
1年で資料請求数を7倍に!小さな企業の集客をサポートする、シバサキカホです。
実際に問合せ数を増やしたOL時代の経験を元に、一人広報さんの支援をしています。
広報の仕事をしていると、「なんとなくこっちの方が良さそう」「たぶんこの言い方がウケるはず」と、感覚で決めることってよくありますよね。
でもその“なんとなく”が続くと、思ったような成果が出なかったり、判断に迷ったりしてしまうことも。
実は、そういうときこそ大事なのが「事実をもとに決める」。
感覚は大切ですが、数字や結果などの“根拠”があるだけで、迷いがぐっと減って動きやすくなります。
今回は、“感覚”に頼りすぎないための、シンプルで現実的な判断のコツをお伝えします🌸
上司や社長の好み、フォロワーの反応、SNSの雰囲気…。
日々の仕事の中で、つい「こっちのほうが良さそう」と印象で決めてしまう。
実は、それは性格や慣れの問題ではなく、脳の仕組みによるものなんです。
人の脳は、複雑に考えるよりも“経験や印象で素早く判断する”ことを好みます。
心理学でいう「ヒューリスティック」と呼ばれるもの。
「明るい色の投稿は反応がいい気がする」
「前回これでうまくいったから今回も同じでいいはず」
といった“なんとなくの安心感”を優先してしまうんです。

さらに、「確証バイアス」と呼ばれる別の心理も働きます。
これは、“自分の考えを裏づける情報ばかり見てしまう”という脳のクセ。
「この投稿がウケた気がする」と思えば、他の投稿のデータを見ても目に入らなくなるんです。
- ある投稿が「いいねが多かった」からといって、内容を精査せず「この路線が正解」と決めてしまう。
- さらに、「反応が少なかった投稿」や「他時間帯のデータ」を見ずに、「やっぱりこのジャンルがウケる!」と自分の感覚を補強。

本当は別の理由が要因だったのに、誤った方向で次の施策を立ててしまう…。
割とあるあるでドキッとしたのではないでしょうか?
つまりこの2つは、「早く決めたい脳」+「自分の正しさを守りたい脳」のタッグ。
放っておくと、判断がどんどん感覚寄りになりやすくなってしまいます。
“感覚”で判断してしまうのを防ぐいちばんの方法は、「数字を見る時間を生活の中に組み込むこと」です。

データ分析というと難しそうに聞こえますが、実際は「なんとなく見る」だけでも十分効果があります。
まずは“事実”に目を向ける習慣をつけるところから始めてみませんか?
データを見る習慣というと、毎回エクセルでグラフを作ったり、分析レポートをまとめたり。
そんなイメージを持たれがちですが、まずはそこまでしなくても大丈夫です。
大切なのは、“数字を意識する”という感覚を日常に取り入れることです。
例えば、SNSなら「投稿ごとの反応率(いいね・保存・コメント)」をざっくり眺めるだけでもOK。
「今週は先週より反応が少ないな」「動画より画像の方が伸びてるかも」と、変化を感じ取ることが目的です。

特別なツールや難しい分析スキルはいりません。
数字を“確認する習慣”ができるだけで、感覚ではなく事実で判断する癖が自然と身についていきます。
「完璧な分析をしよう」と思うと続かなくなります。最初は“ざっくり見ておく”くらいが、継続のコツです。
数字を見ると、つい「良かった」「悪かった」で終わらせてしまいがちですが、本当に大切なのは“理由”を見つけることです。
投稿の反応が良かったなら、「画像の雰囲気が伝わりやすかったのか」「時間帯が合っていたのか」「キャプションの語り口が柔らかかったのか」など、どの要素が効いたのかを探ります。
逆に反応が悪かった場合も、「見出しが長すぎた?」「写真が暗かった?」「ターゲットと少しズレていた?」といった視点で“仮説”を立ててみる。

数字は結果を見せてくれるけれど、行動を変えるヒントは“なぜ”の中にあります。
「悪かった=失敗」ではなく、「原因を見つけるチャンス」と捉えると、データを見るのが少し楽しくなりますよ🌸
会議や打ち合わせの場で、「なんとなくこのデザインが良さそう」「この時間帯がウケる気がする」といった意見が出ること、ありますよね。
もちろん“感覚”は大事ですが、そこに一度データの視点を挟むだけで判断の精度はぐっと上がります。
「この色がいいと思う」→「過去の投稿でこの色を使ったとき、反応はどうだった?」
「午前より夕方が見られやすいかも」→「投稿時間ごとのインプレッション数を見てみよう」
といった具合に、意見を“感覚”から“確認”へ変えるだけで、全体の思考が整理されていきます。
データと感覚、どちらか一方だけでは、正確に進めません。
数字は“方向”を示してくれます。例えばどの投稿が反応を得やすいか、どんな言葉が届きやすいか。
それは経験ではなく、事実が教えてくれます。でも、そのデータをどう伝えるかは“感覚”の領域。
温度や言葉のトーン、デザインの余白など、心を動かす部分は人の感性が担っています。

同じテーマでも、言葉の選び方や写真の明るさ、文章の温度感ひとつで印象は大きく変わります。
そこに必要なのが“感覚”です。人の気持ちを感じ取る力、言葉にぬくもりを持たせる工夫。
つまり、データで「正しい方向」を定め、感覚で「人に届く表現」に仕上げる。
これが、理想的なバランスです。どちらも揃ってはじめて、確かな発信ができます。
「たぶん」「なんとなく」はつい口癖になってしまいがちです。
けれど、“感覚”だけに頼る判断は、再現性を失い、改善の糸口を見えにくくします。
だからこそ、日々の発信や判断のベースに「事実」を置くことが大切です。
数字はあなたの敵ではなく、“迷わないための味方”。
事実を味方につけて、もっと自信を持って動ける広報を目指しましょう。

