
1年で資料請求数を7倍に!小さな企業の集客をサポートする、シバサキカホです。
実際に問合せ数を増やしたOL時代の経験を元に、一人広報さんの支援をしています。
新しいツールやサービスの営業を受けた時、よくこんな言葉を聞きませんか?
「業務効率化できます」
「時間が削減できます」
「生産性が上がります」
こんな言葉、きっと一度は聞いたことがあるはずです。

でも正直、こう思いませんか?
――で、それって結局いくらの価値があるの?
正直、ピンときませんよね。
「業務効率化」って、ふわっとしすぎてて、よくわからない。
- どれくらい効率化できるの?
- それって、本当に導入する価値があるの?
- 費用対効果は?
忙しい毎日の中で、本当に判断したいのはそこですよね。
“良さそう”ではなく、“導入する意味があるのかどうか”。
感覚ではなく、根拠がほしい。
ふわっとした言葉ではなく、具体的な数字がほしい。
でも、よく考えてみると、この「業務効率化できます」などのふわっとした言葉。
営業を受ける側の時だけでなく、自分が商品説明をする時にも、何気なく使っていませんか?
なんとなく便利そう。
なんとなく良さそう。
でも、それだけでは強くは刺さらない。

もしこれを「年間◯万円の価値があります」と言えたらどうでしょう。
一気に、説得力が変わりますよね。
数字で語れる人は、それだけで一段上の提案ができます。
実は、「業務効率化」という曖昧な言葉も、ほんの少し視点を変えるだけで、はっきりとした金額に変えることができます。
今回は、「業務効率化」などのふわっとした言葉を、具体的な“価格”に変える考え方についてお話しします🌸
例えば、こんな提案があったとします。
| 【提案A】 | このツールを使えば、作業時間が短縮されます。 |
| 【提案B】 | このツールを使えば、毎月10時間の作業時間が削減されます。これは、月給30万円の社員の時間に換算すると、年間約22万円分の価値があります。 |

どちらが、心に響きますか?
圧倒的に、提案Bですよね。
- 数字が見えると、価値が実感できる。
- 価値が実感できると、判断ができる。
価格に換算することで、ふわっとした言葉が、具体的な価値に変わるんです。
「そんなふわっとした言葉、どうやって数字にするの?」
作業時間を測るって言っても、なんとなく忙しいだけで細かく把握していない。
人件費に換算するなんて、難しそう。
そもそも、そんなにきっちり計算できるの?

そう思いますよね。
大丈夫です!やることは、意外とシンプルです。
特別な会計知識も、難しい計算式もいりません。
必要なのは、「今どれくらい時間を使っているか」を見える化することだけ。
では、実際にどうやって数字に落とし込めばいいのでしょうか?
まず、現状の作業時間を正確に把握しましょう。
- 資料作成:1件あたり2時間、月に10件 → 月20時間
- SNS投稿:1日30分、月20日 → 月10時間
- データ集計:1回3時間、月4回 → 月12時間
「なんとなく忙しい」じゃなく、「具体的に何時間」かを明確にする。
これが、第一歩です。
実は、この“なんとなく”が一番の落とし穴なんです。
自分自身でも、何か作業をする際に
「毎日バタバタしているなぁ」
「この作業、けっこう時間取られてる気がする…」
そんな感覚はあっても、実際に“何時間”なのかを把握していないことがほとんどではないでしょうか。

そしてそれは、お客様も同じ。
- 「この作業、面倒なんだよね」
- 「時間がかかるんだよ」
- そう思っているけれど、実際にどれくらい時間を使っているのかは、分かっていない。
だからこそ、「え、こんなに時間かかってたんだ…」と気づいてもらうこと自体が、最初の大きな価値になります。
そう、“自分ごと化”のスイッチを押す行為なんです。
ふわっとしていた「忙しさ」が具体的な「◯時間」という数字になった瞬間、問題は一気にリアルになります。
そしてリアルになった瞬間に、「じゃあ、どうにかしたい」という感情が生まれる。

数字にするというのは、お客様に気づいてもらうための第一歩でもあるんです。
次に、その時間を更に分かりやすい価値に変えましょう。
ここでは人件費に換算します。
なぜ人件費なのか?
理由は簡単です。時間は抽象的ですが、お金は現実的だから。
お金というのは、会社にとっての“共通通貨”だからです。
「月に10時間削減できます」と言われても、人によってはなかなかピンときません。
時間は人によって感じ方が違います。

「10時間? それくらい大したことないでしょ」
と思う人もいれば、「10時間も?」と思う人もいる。
社長さんがそれくらい…というタイプだったら、買おうという気になってくれませんよね。
でも、「年間29万円分のコスト」と言われれば、感じ方はほぼ共通になります。
会社はボランティアではなく、事業体です。
すべての判断は、最終的に「お金」に帰着します。
だからこそ、時間を“お金”という共通言語に翻訳する必要があるんです。
最初に試す方法としておすすめなのは、その仕事をしている人の“相場”を調べること。
- 広報担当の平均年収
- 事務職の平均年収
- マーケティング職の平均年収
今はネットですぐに出てきますよね。
仮に月給30万円前後だとすると、1ヶ月160時間働いた場合、時給はおよそ1,800円台。

もし資料作成に月20時間かかっているなら…
20時間 × 約1,800円= 約36,000円分の時間を使っている計算になります。
つまり、「なんとなく忙しい資料作成」は、毎月3〜4万円分のコスト。
数字にしてみると、急にリアルになりますよね。
最近は、AIでもかなりクオリティの高いスライドが作れるようになってきました。
必要最小限の情報を渡せば、あとは自走してくれる。
最初の情報整理に30分。
最後の微調整に30分。
それだけで完成するケースも増えています。簡単な資料ならそれすら必要ないほどのものも。

そういうAIツール、だいたい月額5,000円くらいが相場ですよね。
「5,000円か…高いな」と思いますか?
でも、さっきの話を思い出すと、きっと「安い!」と思ったはずです。
資料作成に毎月3〜4万円かかっているとしたら…5,000円って、急に安く見えてきませんか?
これが、価格に換算すると、価値を実感するということです。
「時間をお金に換算すると、思った以上に大きい」ということは、もう十分見えてきました。
でも、ここで終わってしまうと、少しもったいないんです。
なぜなら、“いくらかかっているか”が分かっただけでは、まだ判断はできないから。
本当に知りたいのは、「じゃあ、改善したらどれくらい得をするのか?」ですよね。

ここからは、効率化した場合に、どれだけの価値が生まれるのかを具体的に計算してみましょう。
大丈夫、ここまで来たあなたならもう数字を見る準備はできています。
効率化した場合の削減額を計算しましょう。
例えば、ツールを導入して資料作成の時間が1/3になったとします。
これまで月20時間かかっていた作業が、約7時間に短縮される計算です。
つまり、削減できた時間は約13時間。
時給1,875円で換算すると、13時間 × 1,875円 = 24,375円/月。

年間にすると、なんと24,375円 × 12ヶ月 = 292,500円!
約29万円分の時間が浮く、ということになります。
「業務効率化」と聞くとふわっとしていますが、こうして数字にしてみると、もう“具体的な価値”ですよね。
年間約30万円。
これなら、「検討してみようかな」と本気で考えられるラインではないでしょうか。
ここまでで、
「どれだけ時間がかかっているか」
「それがいくら分の価値か」
が見えてきました。
最後はその価値と、実際の支払い額を並べてみること。
なんとなく「高い気がする」で止まってしまうこと、ありますよね。
その“気がする”の正体って、数字がちゃんと見えていないから…ということがほとんど。

毎月3〜4万円分の時間を垂れ流していることには、なぜか鈍感になりがち。
特にそれが人件費の場合、「既にあるものだから」と軽く見られる傾向にあります。
払うお金には敏感。
失っているお金には無頓着。
だからこそ、お客様の代わりに一度ちゃんと数字を並べてみましょう。
ツールが月額5,000円だとします。
年間コスト:5,000円 × 12ヶ月 = 60,000円
一方で、資料作成が20時間 → 約6.7時間(1/3)に短縮された場合、削減できる時間は約13.3時間。
時給1,875円で換算すると、13.3時間 × 1,875円 ≒ 約25,000円/月

年間にすると、約25,000円 × 12ヶ月 = 約300,000円。
- 年間削減額:約30万円
- 年間コスト:6万円
- 差額は、約24万円のプラスです。
- つまり、年間24万円以上の価値があるということです。
「月5,000円」と聞くと高く感じるかもしれません。
でも、年間で見ると、約24万円分の時間を生み出している。
こうやって並べてみると、印象はずいぶん変わりますよね。
価格に換算すると、お客様に価値を実感してもらえます。
「業務効率化できます」と言っても、お客様の心は動きません。
でも、「このツールを導入すれば、年間29万円分の時間を削減できます」
そう言えば、お客様の表情が変わります。
数字があると、お客様が自分で判断できるようになります。
広報の仕事は、商品の良さを伝えること。

でも、「良い」という感覚的な言葉だけでは、お客様には届きません。
「年間◯万円の価値がある」という具体的な数字。
これがあれば、お客様は納得して、購入を決断できます。
- お客様が価値を実感できる
- お客様が納得して判断できる
- 商品の良さが、具体的に伝わる
商品の価値をちゃんと伝えるために。
まずは、あなたの商品が「どれくらいの価値を生むのか」を、価格に換算してみませんか?
きっと、今までよりもっと、お客様の心に響く言葉が見つかるはずです🌸